母親からの苛烈な身体虐待と兄弟間差別による
心理的虐待を経験したG君(6歳)。
彼は現在家庭から保護され児童養護施設で
暮らしています。

当時4歳のG君に職員が関わろうとすると
「こっちに来ないで!」と拒絶する毎日でした。
言葉にできない恐怖や不安感と毎日戦って
いたのでしょう。
大人を試すような彼の行動に職員も関わりました。

数か月経った頃、あれだけ職員を警戒し拒絶して
いたG君が
「一緒に寝よう・・・」と職員に
声をかけてきました。

凍り付いた心が
溶け始めた瞬間でした。

少しずつ笑顔を取り戻し始めたG君は次第に
落ち着いていきました。

ある日、G君の寝かしつけの時間が終わり次の
児童の部屋へ移動しようとすると
「僕が寝るまで行かないで」
G君が職員の手を握りました。
職員は、いつのまにか手がかからなくなっていた
G君と
関わる時間が減っていたことに気づきました。

職員としても一人ひとりにもっと手をかけて
あげたい、
深い眠りに入るまでトントンして
あげたいと思っています。

しかし、現在の施設の職員不足の現状ではそれが難しいのです。

しかし、現在の施設の職員不足の現状では
それが難しいのです。

職員は、自分の手を握るG君の手をそっと離し
「ごめんまた後で来るからね」と言って次の
児童の部屋に移動しました。

ある日寝かしつけに入ろうとすると、
「僕ね、一人で寝れるよ!〇〇さん忙しいもんね!
寂しくない!」
と職員に言いました。

こんなことを言わせたくない、
もっとたっぷりの時間と愛情をかけてあげい
たいと多くの職員が思っています。

しかし、1人で多くの子どもの対応をしているため、
限界があるのです。

理想と現実のギャップに悩みバーンアウトして
しまう職員も少なくありません。

「あと一人職員がいれば・・・」
と思うことは日常茶飯事です。

子どもたちの健やかな成長と
幸せがかなう社会を一緒に実現
させていきませんか?

※ストーリーに登場する児童の写真は、個人情報保護のためイメージ写真を使用しています

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児童養護施設の現状

日本全国に約3万8千人
様々な理由で施設で暮らす子どもたち
がいる事をご存じですか?

児童養護施設は、全国に約600施設あります。
入所理由の大半は虐待で、
約2~18歳までの子どもたちが暮らしています

しかし、現在施設では、

子どもたちの日々の生活に寄り添い支える職員が
足りていません。

子どもたちの日々の生活に寄り添い
支える職員が足りていません。

それによって、複雑な環境で育った子どもたち一人ひとりと関わる時間を作れず、
十分な愛情を感じることができない子どもたちもいます。

そしてその環境は、施設によって
大きな差があります。

職員の確保が比較的できている施設ですら、
職員1名で8名前後の子どもたちを見ています。

職員1人で
子ども20人を見ている施設も…

職員1人で子ども20人を
見ている施設も…

施設によっては年齢がバラバラな20名前後の
子どもたちを
一人で見る時間帯が発生して
しまうことがあるのも現状です。

これでは、職員にどんなに想いが
あっても、
子どもたちにしてあげられる
ことに限界があります。

子どもたち一人ひとりが
大切に
育てられる世の中
を目指して

代表理事 大山 遥

チャイボラの活動は
一本の電話からはじまりました

代表理事 大山 遥

私は以前、ベネッセコーポレーションという教育教材の会社にいました。そこで、教材を寄付できないかと思い児童養護施設に問い合わせをしたところ、「ほしいのは物ではなくて人なんだよ」と言われました。

私は以前、ベネッセコーポレーションという教育教材の会社にいました。そこで、教材を寄付できないかと思い児童養護施設に問い合わせをしたところ、

「ほしいのは物ではなくて人なんだよ」と言われました。

すぐに退職を決意し、施設で働く資格を取得すべく保育士の夜間専門学校へ入学。日中は非常勤として施設で働き始めました。

学校生活をおくる中で、施設に関心を持ったクラスメイト達が施設に繋がることができず、別の道に進んで行く状況を目の当たりにし、チャイボラを立ち上げました。

日々子どもたちと向き合い支える職員の確保と定着は、子どもたちが自立して生きていけるようになるにはとても重要です。多くの方に、日本の児童養護施設の現状を知ってもらい、理解と支援を広げていくためには私たちの力だけでは足りません。どうか皆さまの力を貸してください。

職員の確保と定着のために
チャイボラでは大きく
4つの活動を展開しています

チャボナビの運営
就職をサポートする

各施設のPR、行事や職員の様子、見学会、採用試験、募集要項などを紹介する「社会的養護総合情報サイト」です。

会員登録をすると各施設の職員と直接やりとりすることも可能です。

見学会企画運営
施設を知る機会を作る

見学会の企画運営だけでなく、告知制作のサポート、WEBアンケート制作、総括まで行っています。

合同オンライン施設説明会など、施設と協力し新しい取り組みにもチャレンジしています。

出張授業
施設の認知を高める

社会的養護の施設で働ける資格を取得できる学校に施設職員と出向き、出張授業を行っています。
またオンラインでの授業や、施設の紹介動画も作っています。

相談窓口
長く働く環境を作る

施設職員がなかなか定着しない現状を踏まえて、職員の悩みや相談を受け付ける窓口の運営を行っています。

チャイボラの活動により
職員が1人増えると・・・

  • ・1対1でゆっくり話を聞いてあげられる
  • ・1人ひとりが行きたい場所に個別でお出かけができる

チャイボラの活動は寄付
によって
支えられています

職員が増え、子どもたちひとり一人に
丁寧な対応がとれる環境を作るには、

社会的養護施設に関する正しい
情報を発信し、
多くの方に興味を
持ってもらう必要があります。

私たちの活動は皆さまのご寄付により成り立っています。
施設で暮らす子どもたちのために、あなたの力を貸してください。

毎月のご寄付で、できること

毎月1,000の寄付で

50の学生に対して
施設見学会を開催できます

毎月3,000の寄付で

450の学生に対して社会的養護に
関する授業が実施できます

毎月5,000の寄付で

3000に社会的養護に関する
正しい情報を届けられます

※一年間寄付を続けられた場合

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月額寄付会員になると

1
チャイボラオリジナルグッズを送付いたします。

寄付金額に応じて、
チャイボラオリジナルのグッズを
お送り致します。

2
会員様限定の特典情報をお送りします。

facebookの活動報告以外に
団体メンバーや職員さんのリアルな声を
会員様限定でお届けします。

3
年に1回交流会を実施します。

会員様との交流会を
年に1度開催しております。
もちろん、参加は自由です。

※状況に応じて開催方法は変更します。

よく頂くご質問

Q.活動報告はどのようにしていますか?
facebookにてリアルタイムで
報告しております。
https://www.facebook.com/chaibora.4children/
Q.退会することはできますか?
いつでも退会可能です。
チャイボラへのメール・電話でも
受付可能です。

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月額寄付会員

横山政司さん 54歳 会社員

今まで「寄付」といえば、小学生のころに武道館まで行って、24時間テレビに寄付をしたことぐらいでした。

そんな私がチャイボラに寄付をし始めたのは、代表の大山さんとの出会いでした。

大山さんの社会的養護に対する熱い想いをお聴きして、少しでも力になれたらと思って、少額ながら寄付を始めました。

あるとき、友人のお子さんのクラスメイトが、親御さんから虐待を受けているという話を聞きました。
そこで、寄付会員のつながりで、大山さんに友人にどうアドバイスしたらよいか相談しました。そのおかげで、友人からは大変感謝されました。

寄付を続けていたおかげで、チャイボラの支援ができるだけでなく、社会的養護について知見のない私の相談にも乗っていただけました。

私自身、寄付を始めたことで、視野が広がった気がしています。

応援のメッセージを
いただきました

  • 認定NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク理事

    高祖 常子 様

    「児童養護施設を始めとした社会的養護の施設と人をつなぐ」と言うところにとても共感します。

    児童養護施設などの施設には、さまざまな子どもたちが暮らしていますが、虐待などで傷ついたり、心が不安定になった子どもたちの心と体を育んでいく場所でもあります。
    でも施設の内容はよく知られていないし、施設と人材をつなぐマッチングがうまくできていなくて、人手不足に陥っているという現状もあります。ぜひサイト構築が実現して、子どもの成長を支えてくださる素敵な人材が集まることを期待します。
    さらに、このサイト運営などを通して、たくさんの方が児童養護施設など社会的養護に興味関心を持って、子どもたちや働く施設職員を応援くださることに期待します。

  • 元㈱ベネッセホールディングス社長
    ㈱eumo(ユーモ)最幸顧問(幸せを考える役割)
    SVP東京パートナー

    福島保 さん

    大山さんの志、勇気に敬意を払いつつ応援をしたいと思います。

    社会起業家の共通する点として、課題を知ったら、放っておけないということがあるように思います。

    大山さんも養護施設の課題を知り、安定した仕事を捨てて、自ら解決に取り組むことを始めました。

    最初その決断を聞いた時はびっくりしました。

    その後のメンバーとの取り組みが、徐々に周囲の理解も得ながら、 実態と広がりをみせています。

    大山さんの志、勇気に敬意を払いつつ応援をしたいと思います。

  • メディア掲載

    ・新潟情報番組「NEXT」
    ・ニッキン新聞など

  • 支援団体

    ・草の根市民基金ぐらん
    ・公益財団法人つなぐいのち基金
    ・JWLI-A基金
    ・パブリックリソース財団
    ・READYFOR株式会社
    ・公益財団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン

東京都よりNPO法人取得

財務情報も公開

私にとって施設は実家です

児童養護施設を退所したmさんからメッセージを頂きました。

mさんが生活していた施設は、職員さんが
ある程度確保でき、
子ども達一人ひとりに丁寧な
対応が実現できていました。

mさん 27歳

私が施設に入ったのは周りの人と比べて大分遅く、
高校生の時でした。
この時、大人は自分の都合しか
考えず、私の気持ちを理解しようともしてくれない・・・
「大人はみんな敵だ」という感情が芽生えていました。

施設に入ってからも、大人への不信感は消えて
いませんでした。
でもそんな私に対して、職員さんが
かけてくれた言葉があります。

「ここに敵はいないよ、みんな味方だよ」

「ここに敵はいないよ、
みんな味方だよ」

私は、この言葉をきっかけに
徐々に心を開く事ができました。

職員さんは、人見知りの私に対して
「交換日記」を提案してくれました。
途中私が大人への不信感から交換日記を
やめてしまったときも、職員さんは、
変わらず日記をくれました。

決して私のことを見捨てないでいてくれたのが、
本当に嬉しかったです。

決して私のことを
見捨てないでいてくれたのが、
本当に嬉しかったです。

高校を卒業したら大学に行きたい。
でも金銭面が不安・・・

そんなもやもやした私の不安を読み取ってくれたのか、
職員さんがどうすればいいのか調べてくれました。

具体的に示してくれた事によって、
大学進学が私の中で現実のものに
なりました。

無事大学に進学し、私は施設を退所しました。

職員さんは在所中の子どものお世話で、手一杯な状況はわかっていたので
退所後はあまり迷惑をかけちゃいけないな・・・と思っていました。

しかし、相談したくて電話をすると職員さんは
以前と変わらずいつでも話を聞いてくれました。

しかし、相談したくて電話を
すると職員さんは以前と
変わらずいつでも話を聞いて
くれました。

地方の大学なので長期休みには、みな地元に帰りますが、私には帰れる実家がありません。

なので私は施設に行くのですが、顔を出すと
当たり前のように「おかえりー」と言ってくれるのです。

私も「ただいまー!」と言ってそのまま泊まることもありました。

職員さんには心から感謝しています。
施設は私にとって実家です。

私のいた施設は比較的職員さんが多く、
やめる人も少なかったのでここまでできたのかもしれません。

私のいた施設は比較的職員さんが
多く、やめる人も少なかったので
ここまでできたのかもしれません。

施設に帰ったときに
自分の知っている
職員さんが迎えてくれることは
この上ない安心感につながります。

チャイボラの活動を通して、
職員さんが増え、
長く働ける環境が
全ての施設に整うといいなと思っています。